1985年敬请关注!
简介:小劇場演劇界の異端児・流山児祥が初のメガホンをとる異色バイオレンスアクションの意欲作。熱い気分の映画とでも呼ぶべき、現代の不安と不気味さを、暴力と血と汗で描いた衝撃的作品である。演劇界と映画界の若い息吹きが結束して創り上げた、日本映画界へ波紋を投げかける娯楽映画の登場。 主人演しるのは問題作『MISHIMA』の森田必勝役を務めた小劇場演劇界のトップスター、塩野谷正幸。全編を通して男の哀しさと激情を熱演している。その弟分慎吾を演じるのは第三エロチカの有薗芳記。『逆噴射家族』を超える存在感とパワーは80年代の個性的俳優として注目の的。また、流山児祥の片腕として15年の歳月を共にした新白石が支店長役を好演。 そして、小劇場演劇界のアイドル、美加理。赤丸急上昇の劇団、第三劇場の大高洋夫。竹内統一郎が率いる実力派劇団秘法零番館の小林三四郎の若手役者群も実力を発揮。 こうした小劇場演劇界のスターたちを向こうに回して、『TATOO<刺青>あり』で迫真の梅川役を演じた、宇崎竜童が大島役をピシッと決めている。 他に、写真集やビデオで人気の田中こずえ、『金魂巻』の九十九一らが脇を固めている。 映画少年だった流山児祥の映像の記憶が蘇り、今、鮮烈に舞い狂う。これまでの日本映画にないB級アクション映画の誕生。 80年代を熱い男たちが疾走する! 午後3時、太平洋銀行南新宿支店のシャッターは静かに降りていく。 午後3時5分、陽冶は時計を踏み潰し、銀行通用口へ向った。三商リクルートの大島さんの使いのものと偽り、陽治は容易に支店長と会う。と同時に彼は素早くピストルを抜き出した。 陽冶はかつて南新宿一帯にシマをもつ大島組の幹部だった。敵対する組長殺しのため服役している間に、大島組は三商リクルートと名を代え、堅気商売を装っていた。が、実際は支店長と密接な関係をもっていた。 陽治が次第に銀行内を自分の支配下にしていくうち、ホンモノのチンピラ銀行ギャングまで出現し、銀行円は血みどろの世界へと変わっていく。しかし、そんな惨劇の中でもひとり女子行員エリだけは動じなかった。陽治はそんな彼女に自分のもう一つの姿を見るようでもあり、自分を捨て、大島に走った女を見ているようでもあった。 陽治が妄想にかられている間に、陽治の弟分、憤悟がライフルを持って助っ人に来る。陽冶と慎吾は20人の死体の山のなかで、こんな会話を交わす。 「なんか、おれたち不思議なオハナシしているなァ」 「?」 「拳銃(おもちゃ)で百人殺すのか」 陽治と慎倍は大島と対峠する――。 時計はまだ3時5分を差したままであった。…