谢谢,老妈

  • 渋谷すばる 村上信五 戸田恵梨香 石田ゆり子 大杉漣 大竹しのぶ
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  • 大阪・西成のとある高校の卒業式。屋上でサボっている… 大阪・西成のとある高校の卒業式。屋上でサボっている高村幸也(渋谷すばる)とは反対に、卒業生代表で答辞を読む葉山虎太郎(村上信五)。そんな虎太郎に声援を送っているのが西田華子(大竹しのぶ)だ。華子は夫の死後、従業員の庄内(六平直政)らと西田製作所を営みながら、事情があって親と暮らせない子供たちを引き取り里親をしている“名物オカン”。現在は実子の紀世子(戸田恵梨香)と里子である幸也と虎太郎、他に幼い3人の里子たちと暮らしていたが、幸也と虎太郎は卒業・就職を機に、ひとり暮らしを始める。 そんな西田家に児童相談所職員の長谷川照雄(大杉漣)と永坂万梨子(石田ゆり子)が、父親のトラブルが原因で身寄りのない入江敦史(加藤清史郎)を連れてやってきた。知らない大人に囲まれ不安な敦史は、冷蔵庫の食べ物を食い散らかしたり、わざと食器を割ったりと反抗するが…。 一方、飲食店で働いていた幸也は先輩のいじめに耐えかね店を飛び出してしまう。連絡を受けた華子は虎太郎と共に、繁華街でギターの弾き語りをする幸也を見つける。以前、ミュージシャンを目指そうとする幸也に就職を勧めた華子。幸也は、足を止めて聴いてくれている岩井のぞみ(中村ゆり)に華子に応援してほしかったとこぼす。 それから2年が経過。西田製作所では金庫からお金が抜き取られる事件が続いていた。そんな折、付き合っているのぞみの妊娠を知った幸也は西田家へ向かうが、工場でお金を取る従業員の駒沢(吉沢悠)と遭遇。お金を金庫に戻そうとする幸也だが、やってきた華子と紀世子と体面。犯人と疑われ悔しさと情けなさで飛び出していく。 そんな状況に紀世子は、こんな裏切りや金銭的な都合で大学を選べなかったつらさを思う自分が嫌だと、涙ながらに華子に訴える。そんな矢先、工場の大きな得意先が契約打ち切りを申し出てきた。自信を失った華子は、工場をたたみ里親もやめると宣言する。 養子縁組とは違い、本当の親子ではない。ただ一時期、一緒に暮らすだけ…。バラバラになってしまった里親と里子たち。 「親子のきずな」の行方は…?

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