M-1GP2018

  • 青春 恐怖 明星
  • 霜降り明星 和牛 ジャルジャル ミキ かまいたち
  • 120分钟
  • 平成最後に平成生まれのチャンピオン誕生の奇跡 お笑… 平成最後に平成生まれのチャンピオン誕生の奇跡 お笑い界の“新時代”を築く!? 結成5年の霜降り明星が優勝。 「M-1グランプリ」復活以降も年々増え続けるエントリー数は今回4,640組に。出場資格はこれまで同様結成15年以内、プロ・アマ、所属事務所は問わず。4分間で「とにかく面白い漫才」を披露した漫才師が、新たにM-1王者の称号と、賞金1000万円を手にすることができる。人気・実力を兼ね備えた中堅芸人たちと勢いのある若手芸人たちの笑いが拮抗し、ますます熾烈を極めた今年の準決勝。全26組の中から、霜降り明星、スーパーマラドーナ、トム・ブラウン、和牛、ギャロップ、見取り図、かまいたち、ゆにばーす、ジャルジャルの9組が、平成最後となる「M-1グランプリ」の決勝に進出した。 まずは、200万票近くの視聴者投票結果を発表。敗者復活戦の会場・六本木ヒルズアリーナに敗者復活戦出場者全16組が集い、30位から順位を発表した。最後の2組に残ったのはプラス・マイナスとミキ。ミキ昴生は「絶対に行きたいです!」と絶叫。ラストイヤーのプラス・マイナス岩橋は「同期のジャルジャル、スーパーマラドーナと一緒に戦うぞー!」と負けずに大声を張り上げた。そして、最後のファイナリストはミキに決定。観客、そして敗れた芸人たちからの大きな拍手に見送られ隣のテレビ朝日へ向かった。 ついにファーストラウンドがスタート。11年大阪の劇場を沸かせてきた経験を武器に見取り図が堂々とした漫才でトップバッターを務め上げた。続くスーパーマラドーナはラストイヤー。“恐怖の隣人”をテーマに緩急ある笑いで4大会連続ファイナリストの実力を見せつける。かまいたちは「もしタイムマシーンで過去に行けるなら」というテーマで、しっかり聞かせる序盤から怒涛のラストへ笑いを増幅させる漫才を展開。審査員からの評価も高く3組のトップに躍り出る。次は、決勝4回目、ラストイヤーのジャルジャル。彼ららしいオリジナリティあふれる言葉遊びゲーム「国名わけっこ」で会場をジャルジャルワールドに染めると、志らくから「コント55号を見てるみたい」と今大会最高得点の99点が付いた。初登場にしてラストイヤーの大阪実力派・ギャロップは、残念な見た目を活かした合コンネタで、テンポ抜群の正統派しゃべくり漫才をみせつける。後半戦1組目となったゆにばーすは、男女コンビという特徴を存分に活かしつつ、しゃべり、動き、テンポともに磨き上げた漫才を披露。続いて、敗者復活から勝ち上がった兄弟漫才師・ミキ。前回決勝進出した経験と一度敗者に落ちた悔しさを存分に爆発させると、「若いのにこれだけのテンポが出せるのがすごい」(塙)、「ここ数年見た中で今日の出来が一番いい」(礼二)と高得点をもぎとり、ジャルジャル、かまいたちに次いで3位に滑り込んだ。 初登場、オードリー以来となるケイダッシュステージ所属のファイナリスト、トム・ブラウンは、斬新かつバカバカしさ全開のハイテンション漫才で、3位にあと3点という高得点を獲得。ラストは初登場かつ平成生まれの今大会最年少コンビ・霜降り明星。豪華客船を舞台に、せいやのコミカルなボケと粗品の例えツッコミという最強セットで次々生み出す笑いに会場中が大爆笑。漫才協会副会長の塙に「2人とも強いタイプの人。漫才協会に入ってほしい」と言わしめ、なんとトップに躍り出た。これに松本が「もしかしたら優勝するかも」と大胆発言で会場をザワつかせるも、「優勝トロフィーのシルエットが2人のまんま」という理由で笑わせる。暫定3位のミキと最終決戦を争うのは4年連続決勝進出の和牛。「自分がゾンビになったら」という仮定の話で屁理屈をまくしたてる水田と相方・川西が作り出す完璧な笑いの流れに審査員もしてやられた様子。2位の得点で最終決戦進出を決めた。 最終決戦1組目ジャルジャルは“ジャルジャルポーズ”でM-1最後の全力漫才。和牛はオレオレ詐欺をテーマに、年老いた母親役を演じる川西を水田が振り回す。初の決勝進出にして最終決戦に臨んだ霜降り明星は、「子ども時代のせいや」という軸でファーストラウンド同様勢いあるネタを披露。すべてのネタを終えた3組は「最後のM-1を楽しくできた」(ジャルジャル福徳)、「2本できて本当によかった」(和牛・水田)、「憧れの方々にネタを見てもらえてうれしい」(霜降り明星・粗品)とそれぞれ感想を語った。 結果は、霜降り明星がオール巨人、礼二、富澤、ナイツの4票、和牛は志らく、松本、上沼の3票となり、なんと霜降り明星が初決勝にして史上最年少の初優勝を飾るという奇跡の展開。せいやは「ビックリしてます。最年少で。夢みたいです」とまだ優勝が信じられない様子。粗品は「よかったです。母ちゃんと父ちゃんに......」と言いながら涙をこらえきれなかった。松本は「前半全体的に重かったんですが、後半みんながチームプレーみたいに盛り上げてるのが、おっさんだから泣きそうになった」と大会全体を評価。「やったやったやったー!」というせいやの喜びの声で平成最後の「M-1グランプリ」の幕が閉じた。 優勝会見でせいやは「莫大な結果すぎて体が優勝を受け入れられてない」とまだ実感が湧いてない様子。粗品は「ここに来るまでたまにせいやと2人きりになる時間があったんですが、そのときが一番うれしかったですね。相方と噛み締めたいです」と笑顔を見せる。また、平成最後に平成生まれ初のチャンピオン誕生という偶然に「運命を感じますね」(せいや)、「新しい風というか、新世代という感じで扱ってほしいです(笑)」とはにかんだ。「2人にとってM-1とは?」という質問には「子供のころからの夢です。M-1を見てお笑いを志しました。M-1が好きすぎる奴ですね。一番好き」とM-1への愛を溢れさせたせいや。粗品は「青春という言葉が似合う大会。キャッキャ言ってケンカして敗退したら泣いて。ドキドキしながら挑戦させていただきました」と語った。「おのおのでも笑いが取れるコンビということを誇りに思ってます」「それがここで大きな力になった。2人の持ってるパワーのぶつけ合いというイメージでやってたので、今日はそれが爆発したかなと」と振り返る。 気になる優勝賞金の使い途については、粗品が「かあちゃんが欲しいものを10個買ってあげたい。残ったお金は仲がいい後輩が借金に苦しんでるので立て替えてあげたい」とコメント。せいやも「じいちゃんばあちゃん子なので、それこそ豪華客船乗せてあげようかな(笑)」と、2人とも御礼に使うことを考えている様子だった。 なお副賞として、Cygamesから「イタリア・トリノセリエAユヴェントスF.C.観戦ツアー」、サントリーからは、「-196°Cストロングゼロ1年分」、日清食品より、「『イタリアのキアニーナ牛のお肉』と『どん兵衛1食』」、ファミリーマートより「ファミマプレミアムチキン100kg」が贈られる。

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