天うらら

  • 生活
  • 须藤理彩 木内茉弥 近内仁子 大岛蓉子 松村达雄 エド山口 小市慢太郎 小林薰
  • 共156集  |  每集 15分钟
  • 昭和45年から阪神・淡路大震災直後の平成7年までの… 昭和45年から阪神・淡路大震災直後の平成7年までの川嶋うららの半生を描いた物語。 父親の死をきっかけに住まいを出なければならなくなった為、幼い期間を過ごした日光を 去り、母・朝子の両親の住む東京の「大滝組」に越すうらら。。そこの祖母、ハツコはとて も厳しい人。一方祖父の光次郎はとてもやさしく、幼いうららに大工の話をする。うららは、 初めてみた大工の仕事に親しみを覚える。 その後光次郎の死をきっかけに犬猿の仲に なっていた朝子とハツコの関係が再び悪化。うらら達はまた引っ越すことに。引っ越した 家の隣、洋食屋「鍵や」の娘、天野和実と友達になるうらら。 それから10年・・18歳になったうららのもとに、幼いころ短い間一緒に生活したハツコが 入院したという知らせがはいった。 寝たきりになる可能性があるとのことから、だれがハ ツコを引き取るかという話で親族会議が行なわれる。朝子の変わりに出席したうららだが、 叔父たちの話にのせられ、ハツコを引き取ることになる。 その話を聞いて猛反対する朝 子。しかし、結局ハツコとの生活が始まることになる。・・入院したのをきっかけに大滝組 を閉めたハツコ。建物解体日に荷物整理を頼まれて大滝組に行ったうららは、幼い日々 のことを思い出し、とても懐かしく思う。余韻に浸ってるとき、同じくそこに立っていた良治 (大滝組から独立して松匠という店を開いている)。うららは大滝組の光景を思いに、良治 に「弟子にして下さい」と懇願するが、断られる。 ・・・その松匠に何度も出向いてお願いするうららを見た良治は、職場で「決して泣かない、 恋愛しない」を条件として弟子入りを許可した。昭和57年春、高校を卒業したうららは、 晴れて松匠の大工になる。 その後朝子が現在の家を改装して喫茶店を作ることになり、 改装を松匠に依頼する。 ・・・ひょんなことから松匠の先輩である佐藤に告白してしまったうらら。佐藤もこれに答え て、親方に内緒で付き合うことに。でも同僚の山田にバレ、うらら自身も親方の愛情の前 では嘘はつけなくなってしまう。 約束を破ったことからけじめをつけさせた親方の良治。 二人の結婚は秒読みとなるのだが・・結婚後、うららが大工を続けるか、女将になるかで もめて、佐藤と別れてしまう。 励まそうとした良治は、日光へ材木の買いつけにうららを 誘う。・・それから3年、昭和63年冬、うららは佐藤が女将さんの姪である由香と結婚する ことを知り、ギックリ腰になってしまう。いままでとは逆に看病されるうらら。その寝たきりの 生活から、家中にある危険にいろいろと気づき、それがきっかけで自分の作りたい家の形 が浮かんでくる。そのことを親方に伝えるが、「日本の家の特徴を全部殺すことになる」と 反対にあう。その後親方との関係がギクシャクしたものとなり、良治の「松匠から出ろ」と いう首の宣告でやめることに。 ・・・うららは自分と同じ考えを持つ女性設計士、後藤の設計した家を見て衝撃とともに感 動し、後藤の事務所「GO TO」に就職する。 ・・・そこに通うがてら、夜間に設計の勉強をしたうらら。二級建築士の試験に合格し、後 藤からバリアフリーの住宅の設計を任されることに。しかし、工務店が決まらず、思いきっ て松匠にお願いにゆく。図面を見た良治は、佐藤に棟梁としてやるように言い、うららと佐 藤がこの家の建築をすることになる。 家は無事に完成し、お礼の挨拶に出向いたうらら だが、すでに由香と離婚してしまった佐藤は、「親方のようになりたかった」と言い残して 去ったあとだった。・・・2年後、パソコンを使って順調に設計をするうららに、突然後藤が事 務所を閉めると言い出す。思わぬことで声優を辞め、自宅の手伝いをしていた和実とともに、 うららは独立して「うらら組」を自分の部屋につくり、仕事をスタートする。 ・・・以前、突然川嶋家に訪れて、しばらくの間生活をともにした小野田功が、帰宅した日 光で危篤と知り、朝子とともに日光に行くが、実は今も相手のいないうららを心配した功 の、お見合いの策略も含まれていた。お見合い相手としかたなくドライブにゆくうらら。ある バス停で行方不明になっていた佐藤を目撃し、車を止めるように頼む。出発したバスを必 死で追ううらら。バスから降りた佐藤に「もう一度一緒に仕事をしたい」というが断られて、 佐藤は行ってしまう。 ・・・叔母の美佐子の紹介で新築の家を任されてうららだが、以前頼んだ棟梁が入院して いて作業ができないことから、棟梁探しで苦労することになる。 佐藤を探すために各県の 工務店に電話して「佐藤がいるか」と尋ねるが、どこの店もいない。着工期限が迫ったある 日、ハツコが子宮筋腫で倒れる。必死で祖母の名を呼ぶうらら。その時・・探していた佐藤 があらわれる。うらら達が探していることを知り、尋ねてきたのだと言う。・・うららは棟梁を 頼むが、佐藤は「自分が棟梁になれば良い」と言う。・・うららが棟梁となる条件で、佐藤は 脇棟梁として新築を手伝うことになった。 ・・・子宮筋腫の手術でナイーブになったハツコが、手術の前日に病院に親族全員を呼ぶ。 しかし佐藤もなぜか呼ばれていた。ハツコは「うららを貰っておくれ」と頼むが、うららが怒り 否定し、佐藤にも「期待に応えられない」と断られてしまう。・・ハツコの手術は成功した。 新築の家が完成し、喜ぶうらら。 佐藤はこの仕事を終え次第、うらら組を出ていく予定 だったが、完成した家の雨漏りでショックを受けたうららを励ますかたちで残ることに。・・そ んなおり、入院中だったハツコの容態が急変。脳出血でとても危険な状態と知ったうららは、 以前ハツコが望んでいた佐藤との結婚を偽装することに。叔母の美砂が手助けをし、ハツ コの病室にウエディングドレスを着て結婚報告をする。ハツコもその姿に喜ぶ。 ・・・ハツコが奇跡的に回復し、元気になる。うららと佐藤は気まずくなるおり、ハツコに嘘 がばれてしまう。・・阪神・淡路大震災が起き、この地震での日本家屋の脆さを実感した 良治は、あらためて大学に通い、勉強もはじめる。佐藤も夜中に家の模型を作って自分 なりの研究をはじめた。・・佐藤は再び一人になって考える為、現在着工中の家が完成 したら、うらら組をやめるといいだす。うららは「最近のお前を見てると、うらら組の成功だ けが目標に見えるよ」と言われ、自分の道を見失いかけていたことに気づく。・・川嶋家の 大家が相続税の支払いにこまったことから、現在の川嶋家を手放すことし、川嶋一家も でなければならなくなった。 ・・・喫茶店でいつもどおりセルフサービスで営業をしていたハツコだが、誤って引火させ、 小火騒ぎを起こしてしまう。自力で火を消すことはできたが、そのことがきっかけとなって、 老人ホームをうららに内緒で探すようにたのむ。・・肇と老人ホームに訪れたうららは、老 人ホームの運営に感動するとともに、こういった福祉施設を建てたいと思う。・・老人ホーム の入所には最低1年は必要と言われていたハツコだが、思ったよりも早く入所できることに なり、川嶋家のハツコ、朝子、うららはそれぞれ自分の道を進むことになる。 ・・・一人暮しを満喫している佐藤の事をを知ったうららは、若い時の思い、今の思いを胸に 「一緒に暮らしたい」と佐藤に告白する。 佐藤も再びそれに応え、うららは荷物をもって佐 藤のもとへ行く。何回も設計のコンペに参加していたうららだが、今回も表彰者の中に「川 嶋うらら」の名前はない。建築中の家の中でそれを知ったうらら。でも次もがんばるというこ と胸に屋根に登る。遠くを見つめるうららの瞳は輝き、新しい目標へ向かう思いを祝福する ように、新しい風が吹いていた・・・(完)

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